閑話休題
2009年 02月 15日
昔は ”あだしごとはさておきつ” とも読んだそうな。
さて、今日はオルガン・チェンバロ講習会の受講生の発表会。
そしてこの講習会では初めての卒業式。
3年間の基礎コースを修了した9名の受講生に
大塚さんが修了証書を授与。
皆さんおめでとうございます。
これからも、チェンバロやオルガンの勉強を続けてくださいね。
と、それはさておき。
改修作業の経過に戻りませう。
この数日、私たちが講習会だコンサートだと騒いでいる間に
オルガンの方では、本格的な整音作業に突入したとかしないとか。
それにともない劇場職員は特定の時間を除いて
ホールへの立入が制限されているとかいないとか。
これはまるで ”Belagerungszustand” - 戒厳令!
事務所内にはこんな文書も回覧されていて…
なにやら物物しい。
そういえば、ホールの監視画像に見慣れない物が…。
色が青なので勇気を出して近づいてみます。
これが信号です。
おおっと、立入禁止になりました。
さて。
戒厳令が敷かれるほどの“整音”とはいったいどんな作業なのか?
インターネットでこんな文章を見つけました。
オルガンの整音は調律と密接に結びついています。
一方、ピアノやチェンバロの整音は調律をした後、調律と独立してできます。
オルガンのパイプは切り詰めて音を高くしてゆくのですから、最初は少し長め(音は低め)に準備します。その状態で良く鳴るように整音しても長さを切って音を高くすると、音色や音量が変わります。 切ってから音量を上げようとすると出る音は高くなり、パイプの長さが足りなくなります。音色や音量を目的の方向に少し近づけたらば長さを切り、また少し近づけるまた切る、という作業の連続です。そして、最終的に 音色、音量が丁度良いところで音の高さも丁度よいように持って行くわけです。 一本のパイプに何回手を触れるのか数えたこともありません。おそらく何十回かは手にすることでしょう。
<引用元>
もう一つ。
整音に集中するには絶対的な静けさが大切です。 聖堂の入り口には「静粛」と張り紙がありますが、全ての人が気を使ってくれるわけではありません。必要な時に静寂を破られるのは非常にいやです。時にはその後何時間も影響がでることもあります。
<引用元>
なるほど。
整音がいかに繊細な作業なのかが分かります。
じつはこれは、須藤さんが1998年に仙台の白百合学園のオルガンを製作されたときの記録。
フォト日記ということで整音作業についても日々の経過が細かく書いてあって面白い!
是非ご覧になってみてください。
フォト日記:仙台
ということで。
我々も謹んで整音作業中の戒厳令に協力したいと思います。
が、しかし!
オルガンに入れなくては改修作業の記録ができない!
嗚呼、このブログの運命やいかに!
(M)
さて、今日はオルガン・チェンバロ講習会の受講生の発表会。
そしてこの講習会では初めての卒業式。
3年間の基礎コースを修了した9名の受講生に
大塚さんが修了証書を授与。
皆さんおめでとうございます。
これからも、チェンバロやオルガンの勉強を続けてくださいね。
と、それはさておき。
改修作業の経過に戻りませう。
この数日、私たちが講習会だコンサートだと騒いでいる間に
オルガンの方では、本格的な整音作業に突入したとかしないとか。
それにともない劇場職員は特定の時間を除いて
ホールへの立入が制限されているとかいないとか。
これはまるで ”Belagerungszustand” - 戒厳令!
事務所内にはこんな文書も回覧されていて…
なにやら物物しい。
そういえば、ホールの監視画像に見慣れない物が…。
色が青なので勇気を出して近づいてみます。
これが信号です。
おおっと、立入禁止になりました。
さて。
戒厳令が敷かれるほどの“整音”とはいったいどんな作業なのか?
インターネットでこんな文章を見つけました。
オルガンの整音は調律と密接に結びついています。
一方、ピアノやチェンバロの整音は調律をした後、調律と独立してできます。
オルガンのパイプは切り詰めて音を高くしてゆくのですから、最初は少し長め(音は低め)に準備します。その状態で良く鳴るように整音しても長さを切って音を高くすると、音色や音量が変わります。 切ってから音量を上げようとすると出る音は高くなり、パイプの長さが足りなくなります。音色や音量を目的の方向に少し近づけたらば長さを切り、また少し近づけるまた切る、という作業の連続です。そして、最終的に 音色、音量が丁度良いところで音の高さも丁度よいように持って行くわけです。 一本のパイプに何回手を触れるのか数えたこともありません。おそらく何十回かは手にすることでしょう。
<引用元>
もう一つ。
整音に集中するには絶対的な静けさが大切です。 聖堂の入り口には「静粛」と張り紙がありますが、全ての人が気を使ってくれるわけではありません。必要な時に静寂を破られるのは非常にいやです。時にはその後何時間も影響がでることもあります。
<引用元>
なるほど。
整音がいかに繊細な作業なのかが分かります。
じつはこれは、須藤さんが1998年に仙台の白百合学園のオルガンを製作されたときの記録。
フォト日記ということで整音作業についても日々の経過が細かく書いてあって面白い!
是非ご覧になってみてください。
フォト日記:仙台
ということで。
我々も謹んで整音作業中の戒厳令に協力したいと思います。
が、しかし!
オルガンに入れなくては改修作業の記録ができない!
嗚呼、このブログの運命やいかに!
(M)
by miyazaki-organ
| 2009-02-15 23:10